ブレーキをかけたとき、タイヤがロックしてスリップするのを防ぐため、ロックする直前で自動的にブレーキを緩めて、細かなポンピングブレーキを行ないます。最適なブレーキ力を維持することで、最大かつ有効な制動力を発揮するシステムです。ロックを防ぐことでハンドル操作による危険回避が可能になるというメリットもあります。かつては各メーカーごとに独自の名称がありましたが、現在は「ABS」で統一されています。市販の乗用車で最初にこの機能を搭載したのはメルセデス・ベンツSクラス(1978年)。日本車では1982年にトヨタ・ソアラ、ホンダ・プレリュードが採用しました。
用語解説
アンチロックブレーキシステム
英語表記
- Antilock Brake System