6月17日(金)、自動運転倫理ガイドライン研究会シンポジウムがハイブリッド形式で開催されます。
同シンポジウムでは、自動運転の倫理ガイドラインの提言および趣旨を、10名の学際的なメンバー(刑事法学、民事法学、哲学、生命倫理学、法哲学、元検事(弁護士)、機械工学、交通工学、電気工学(メーカー)、電子工学(メーカー)から発表されるとともに、行政側から担当管が登壇し、参加者とのディスカッションが行われます。
日 時:2022年6月17日(金)13:00-16:00
開催方法:ハイブリッド形式
会場:羽田イノベーションシティ ZONE K201(PiO PARK内)
オンライン:Zoomウェビナー
主 催:自動運転倫理ガイドライン研究会
公益財団法人サントリー文化財団、公益財団法人上廣倫理財団
後 援:多摩大学 総合研究所、明治大学 自動運転社会総合研究所
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所
公益社団法人自動車技術会、大田区 産業経済部(PiO PARK)
株式会社ウーブンプラネット・ホールディングス(他1件、手続き中)
参加費:無料
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プログラム:
【開会の辞】
代表挨拶:樋笠 尭士(多摩大学 経営情報学部 専任講師・名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授)
来賓挨拶:山田 良司(大田区 産業経済部長)
【第1部 自動運転倫理ガイドラインの概要】
樋笠 尭士 (多摩大学 経営情報学部 専任講師・名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授)
河合 英直 (交通安全環境研究所 自動車安全研究部長・自動運転基準化研究所 所長)
谷口 綾子 (筑波大学 大学院システム情報系 社会工学域 教授)
樋笠 知恵 (信州大学 医学部 助教・名古屋大学 未来社会創造機構 招へい教員)
松尾 陽 (名古屋大学 大学院法学研究科 総合法政専攻 現代法システム論 教授)
中山 幸二 (明治大学 専門職大学院 法務研究科 教授)
岩月 泰頼 (松田綜合法律事務所 弁護士・名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授)
樋笠 勝士 (岡山県立大学 デザイン学部 特任教授)
田中 伸一郎(株式会社ウーブン・コア シニアテクニカルアドバイザー)
波多野 邦道(株式会社本田技術研究所 先進技術研究所 AD/ADAS研究開発室 エグゼクティブチーフエンジニア)
【第2部 パネルディスカッション】
第1部の登壇者10名に加え、行政の担当官が登壇します。(交渉中・決まり次第順次公開予定)
多田 善隆 (国土交通省 自動車局 自動運転戦略室 室長)
福永茂和 (経済産業省 製造産業局 自動車課 ITS・自動走行推進室室長)
【第3部 質疑応答】
第1部の10名がフロア・ウェビナー参加者からの質問に答えます。
【閉会の辞】
講評: 吉田 尚正(第94代警視総監、トヨタ自動車アドバイザー)
来賓挨拶:本澤 養樹(自動車技術会 エシカル・エンジニア開発委員会 委員長)
自動運転による事故が発生した場合に、プログラマー、メーカー、ディーラー、乗客それぞれについて刑事・民事責任をどのように認定するかが定まっていません。
さらには、運転者の生命、又は歩行者等の生命を、別の歩行者の生命を侵害することによってのみ回避可能な状況(=ジレンマ状況)等の倫理問題について、事前にプログラミングをする際の方向性の基準も存しないことも問題視されています。 「合理的に予見される防止可能な事故が生じないこと」とは何なのか、人命保護の対象は何か、自動運転の導入が許される社会受容性とは何かを含めた自動運転の在り方を、文理融合研究を用いて模索するのが、自動運転倫理ガイドライン研究会です。