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三菱商事とマクニカ社による共同企業体は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の2020年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業〜普及・実証・ビジネス化事業(SDGsビジネス支援型)〜」を活用して、インドネシアにあるBSD Cityで自動運転実証実験を実施すると発表しました。

今回の実証実験は三菱商事と現地の不動産デベロッパーであるSML社との都市サービスメニューの第1弾で、「都市の交通利便性を高める自動運転モビリティサービス」に関係する地域住民・就業者・来訪者のニーズや今後の当該エリアでの大規模モビリティサービスの事業展開可能性等の検証が目的としています。

BSD CityはSML社子会社が1980年代から順次開発を進めてきた、ジャカルタ郊外の6000ヘクタールの規模を持つ都市で、オフィス、商業施設、ホテル、学校、病院、コンベンションセンター等が建ち並ぶ、活気あれる開発エリアとなっています。同エリアの人口は現在約35万人であり、2050年には約300万人まで増加すると予測されています。

BSD City 地図

三菱商事とSML社とは昨年3月より、BSD City全体の都市価値向上を目指す基本合意書を締結していて、都市運営およびスマート/デジタルサービス(都市サービス)導入に向けた協業を開始しています。

実証実験はBSD City内の賑わいの中心となるオフィスエリアや商業施設で、日本の技術を使った自動運転の電気自動車を周回させて、地域住民、就業者、来訪者に実際に乗車してもらう形で、1年間にわたって実証実験は続けられます。

Navya Arma