ヴァレオは、 自動運転と駐車のためのコンピュータシステムのレベルに引き上げることを目指して、 初のサラウンドビュー魚眼カメラ・オープンソースデータセット「WoodScape」を公開しました。
WoodScapeは、 ヨーロッパ中を走行した複数の車両によってキャプチャーされた1万を超える画像で構成されており、これらの車両には4台の魚眼カメラを搭載。車両や歩行者、交通標識、背景などを詳細に判別し、情報を解析、学習することで、画像から精度の高い多くの情報を得ることを可能にしています。自動運転の研究における大きな課題のひとつは、 知覚システムが車両の周囲の物体を分類できるように、 完全にラベル付けされ、 人間が注釈を付けた十分な関連データを取得することです。 WoodScapeは、 この課題への対処に役立つといいます。
ヴァレオは、 超音波センサー、レーダー、カメラ、LiDARといったセンサー群を備えています。360°の検知を可能にする魚眼カメラを加えることで、自動運転技術のレベルアップが期待されます。