
フランスの自動運転技術開発企業であるナビヤと、同じくフランスの部品サプライヤーであるヴァレオは、技術提携をさらに強化すると発表しました。両者は以前から提携していて、ナビヤの車両にはヴァレオの技術が採用されています。
ナビヤの自動運転シャトルバスは2020年末までに180台が販売されていて、今回の提携強化はこの分野において行われるものです。具体的には今後3年以内に自動運転レベル4を実現するため、研究・開発プログラムを加速・強化するのが狙いです。
ヴァレオは、車両が周囲を認識するためのセンサーとそれに関連するアルゴリズムをナビヤに提供し、その代わりにナビアは実験で収集された各種データを共有。最終的には、ヴァレオはコンポーネントの製造と供給を行い、ナビヤの自動運転システムに統合できるようにします。
技術的には、今回の提携強化ではとくにカメラ、AIソフトウェア、電子制御ユニットが対象となっていて、ADASに関して、ヴァレオは広い範囲でのノウハウを有していて、実際の製造に広く結びついています。これらには、超音波センサー、カメラ、レーダー、および自動車業界の厳しい仕様を満たした3DLiDARが含まれています。
ヴァレオはまた、収集されたデータを組み合わせて処理するテクノロジーの頭脳であるコントロールユニットも提供します。このコントロールユニットは、車両周辺の詳細な360度画像からアルゴリズムを使用して物体を検出して、そのデータを安全機能を活用するものとしています。