メイモビリティ自動運転レクサスRX450h

トヨタモビリティ基金とNPO法人のエネルギーシステムズネットワーク、およびインディアナ州経済開発公社は、自動運転車技術とシャトルサービスの運行などを手がけるメイモビリティ社とともに、インディアナポリス中心部での無料の自動運転シャトルサービスを開始しました。

この無料シャトルサービスはトヨタモビリティ基金による「Together in Motion Indiana」の一環として行われるもので、すでに6月1日から開始されていて、インディアナポリス市街地とインディアナ大学-パーデュー大学インディアナポリス校で運行しています。

今回のサービスは2021年11月19日まで実施され、平日の午前7時から午後7時まで運行されます。一般に利用可能で、メイモビリティ社の自動運転システムを装備した、5台のレクサスRX450hと車椅子対応のポラリスGEM1台を使用しています。

インディアナポリスに9つの停留所が設けられ、各停留所にはルート情報を提供する標識と、「Together in Motion Indiana」のサイトにアクセスできるQRコードが設置されています。QRコードをスキャンすることで、利用者はメイモビリティ社の技術や運行ルートについて詳しく知ることができます。

シャトルサービスは、循環ルートを10〜15分間隔で運行していて、バーモント駅から、IndyGo社のバス路線に沿って、市街地の西側に隣接する地区に接続することで、移動手段の選択肢を増やすようルート設定がされています。さらに、このルートはインディアナ大学の大学病院およびライリー小児病院のキャンパスも周回しています。利用者はGoogleマップで搭乗の計画を立てたり 、車両の現在位置をリアルタイムで確認できます。

また利用者の健康と安全を確保するため、すべての乗客と乗務員にマスクの装着が必要で、1回の乗車につき1家族のみを運ぶこととしています。すべての車両には間仕切りが設置され、乗車の合間に車内を消毒する紫外線ライトも装備されています。

「Together in Motion Indiana」は、モビリティの革新的技術の相互運用性をテストし、人と物の効率的な移動を促進することを目的とした取り組みで、今回の自動運転でのシャトルサービスは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)における、持続可能な都市とコミュニティの目標(ナンバー11)と、すべての人にモビリティを提供するというトヨタの取り組みをサポートしています。

メイモビリティ社は今回のシャトルサービスの一般公開の前にして、インディアナポリスの住民とインディ500の観客を対象に、インディアナ州議会議事堂近くに用意したデモルートを使用しての10分間の無料乗車を実施しました。これには60人以上が参加して、同社の自動運転技術を搭載したレクサスRX450hで自動運転を体験しました。

メイモビリティ社はこの取り組みの次の段階として、インディアナ州フィッシャーズで同様のサービスを実施するとしており、2021年11月に開始される予定です。