フォルクスワーゲングループオブアメリカとインディアナ州カーメル市は、既存の公共カメラとフォルクスワーゲンマシンビジョンソフトウェアを使用して、交通の流れを最適化する研究プロジェクトをスタートします。

このプロジェクトは、フォルクスワーゲンが生産の最適化を支援するために社内で開発した高度なマシンビジョンソフトウェアを活用したもので、ドイツのヴォルフスブルク(ヨーロッパ最大の自動車工場)とフォルクスワーゲンのツヴィッカウにあるEVハブでは、このソフトウェアを使用して、車両の組み立てやロジスティクスの品質チェックが行われています。このソフトウェアを活用することで、クルマの往来や人々の動きのパターンを分析し、緊急時の対応や渋滞の緩和など、都市部で発生する問題解消に役立てようというのが狙いです。

主要なカーメル交差点の周囲にすでに設置されているカメラを使用して、クルマや自転車の交通流、歩行者の動き、駐車場の利用状況などの他のデータを分析し、都市計画者がモビリティと使用法の新しい傾向を特定できるようにします。将来の公共交通のニーズや物流など、様々な効果が期待できるでしょう。