
池袋といえばEVバスを使用して、駅前を中心としたルートを周遊するIKEBUSを2019年から運行している街で、いわばシティコミューター先進エリアとも言えます。その池袋で、東京都自動運転プロジェクトの一貫となる自動運転の実証実験が行なわれました。
今回の実証実験が行なわれた場所はサンシャイン60の横にある「としまみどりの防災公園」、通称「IKE・SUNPARK」と呼ばれ、家族連れなどに人気の公園です。ここを発着点として周囲の道路を周回し、自動運転と地域の公共交通との接続した運行を行うことでの回遊性向上や、自動運転を利用した生活サービスの実用性や事業性の向上が検証されました。

ポイントは単なる既存交通機関の代替えではなく、エリアのニーズや目的に合わせた新しい移動サービスということにあります。今回はその有効性もテーマとなりました。運行を担当したWILLERグループによると「新たな移動を創造し、人と人、 人とまちが繋がる豊かなコミュニティを創造することを目指す」としています。池袋でのシティコミューターの進化に注目です。
