池袋 東京都自動運転プロジェクト 実証実験イメージ
運行を担当するのはWILLER EXPRESS社 。最高時速は19km。沿道から見ていても、交通の流れを阻害していることはありませんでした

池袋といえばEVバスを使用して、駅前を中心としたルートを周遊するIKEBUSを2019年から運行している街で、いわばシティコミューター先進エリアとも言えます。その池袋で、東京都自動運転プロジェクトの一貫となる自動運転の実証実験が行なわれました。

今回の実証実験が行なわれた場所はサンシャイン60の横にある「としまみどりの防災公園」、通称「IKE・SUNPARK」と呼ばれ、家族連れなどに人気の公園です。ここを発着点として周囲の道路を周回し、自動運転と地域の公共交通との接続した運行を行うことでの回遊性向上や、自動運転を利用した生活サービスの実用性や事業性の向上が検証されました。

池袋 東京都自動運転プロジェクト 実証実験イメージ
使用する車両はナビヤ製のアルマで、定員はオぺレーターも含めて14名

ポイントは単なる既存交通機関の代替えではなく、エリアのニーズや目的に合わせた新しい移動サービスということにあります。今回はその有効性もテーマとなりました。運行を担当したWILLERグループによると「新たな移動を創造し、人と人、 人とまちが繋がる豊かなコミュニティを創造することを目指す」としています。池袋でのシティコミューターの進化に注目です。

池袋 東京都自動運転プロジェクト 実証実験イメージ
地方での実証も進んでいますが、 都市での実験も固有となる様々な意義や目的があります。なによりも、 高層ビルと自動運転車とのコントラストが印象的です