
インテルの子会社で、ライダー(LiDAR)などの開発を手掛けるモービルアイは、オンラインで開催のCES 2021で、AV(自律走行車)を使っての今後のビジネス展開について発表しました。
同社では、すでに約100万台の車両に配備されている同社の先進運転支援テクノロジーを活用して、1日にして800万mの高精度3次元地図データを自動で収集しており、これまでに世界で延べ10億km近くの地図を作成しているとのことです。
こうして自動的に作成されたAV向け地図の具体的なメリットを実証するために、すでにドイツなどで実施しているAV走行試験を、2021年前半にも新たに日本を含む4カ国で開始すると発表しました。
さらに自律走行に欠かせないレーダーとライダーについて、インテルと共同で開発している新製品を2025年に投入する予定であると発表しました。とくにライダーについてはインテルがすでに実用化している、シリコンフォトニクスと呼ばれる技術を採用したもので、高性能なのはもちろん、コスト面でのメリットも期待できることから、インテルの強みとなるとしています。
