相鉄バスと横浜国立大学は、未来のバスのあり方やバス事業の課題解決に関する諸施策で協力し、地域社会の発展を目指す取り組みを通じて、都市および地域の魅力向上と、大学の教育および研究機能の向上を図ることを目的として、10月8日に連携協定を締結しました。
相鉄バスと横浜国立大学は、これまでも大学の学生および教職員向けアプリでの時刻情報の提供や講義スケジュールに合わせた運行ダイヤの設定などを通じて、協力関係を築いてきたといい、この連携協定締結によりさらに関係を強化。10月中にも、路線バス車内の混雑情報の提供に向けた実証実験を行う予定としています。
横浜国立大学では、2018年7月に「持続可能なモビリティシステム研究拠点(http://www.rcsm.ynu.ac.jp/index.html)」を設立。環境 配慮・効率性・社会包摂を同時に達成する持続可能な交通システムの実現を目指し、交通手段の選択を支援する情報提供システム、自家用車を代替し得る新たな交通手段、公共交通指向型まちづくりと公共交通計画といった研究課題に取り組んでいます。未来のバスシステムのあり方、とくに自動運転制御やMaaSに関する実践研究をも推進する意向を示しています。
連携・協力事項は、「未来のバス全般に関する事項」「車庫内での自動運転活用に関する事項」「車内混雑情報提供実験に関する事項」「学内での自動走行実験に関する事項」「羽沢横浜国大駅アクセス課題に関する事項」となっており、協定の有効期間は2023年3月末日までとしています。