トヨタセーフティセンス アップデート

各自動車メーカーでは、スバルのアイサイトやホンダセンシング、ダイハツのスマートアシストなど、複数の安全機能をパッケージ化することで、ユーザーにも身近でわかりやすい存在としてアピールしています。

現在、自動運転にもつながる技術が多いことから、安全装備は日進月歩で進化していますが、非装着車との格差や、付いていても世代が古くなってしまうことが、最近指摘されています。人の命にも関わる問題だけに、後付けに関しては、トヨタとダイハツを皮切りに、廉価で購入しやすいキットが各メーカーから登場しています。

一方、バージョンが古くなっていくことに関しては、安全機能に限らず、従来から「商品としての進化である以上、バージョンアップには対応しない」というのが基本的なスタンスでした。それが昨今では、デジタル化が進み、車載ソフトウェアの書き換えで対応できる例が増えてきたことから、トヨタが始めたのがトヨタセーフティセンスの機能で、プリクラッシュセーフティの検知対象が車両のみの場合に、昼間の歩行者検知機能を追加できるという、アップグレードサービスです。価格も税込み・取付費別で、4180円という利用しやすいものになっています。

プリクラッシュセーフティ 昼間の歩行者検知機能 イメージ

対象車種は、アクア、ヴィッツ、ノア・ヴォクシー・エスクァイア、シエンタなどで、年式も2015年からとなっているので、このメニューを利用することで、より幅広いクルマの安全性が向上することになります。