
自動運転技術を有するトルクロボティクスがダイムラートラックの一員になって1年が経過。この度、より多くの実証データを得るため、新たにニューメキシコでの自動運転テストを開始すると発表しました。
昨年9月にはトルクロボティクスが本社を置くバージニア州南西部の高速道路で公道実証をスタート。さらに、オレゴン州マドラスのダイムラートラックス・ノースアメリカのプルービンググラウンドでテストを行ってきました。 今年2月には、米国内の公道で新たな実証ルートを拡大する計画を発表しましたが、COVID-19の流行により延期となり、シミュレーションテストを実施。6月にバージニア州で公道テストが再開され、オレゴン州では、現在および将来の自動運転トラックの安全基準を提供するために重要な車両安全システムの開発に引き続き注力しています。
目標は自動化されたトラックシリーズを10年以内に導入することです。それに向けて、レベル4テスト車両による公道走行、トラックシャシーの再設計、およびソフトウェア機能の拡張などが精力的に進められます。ニューメキシコ州最大の商工業都市アルバカーキに新しいテストセンターを建設することによって、テストフィールドを拡大し、この秋から公道での次世代車両のより多くのデータを収集するとしています。
ダイムラートラックス・ノースアメリカとトルクロボティクスによる自動運転のための技術グループは、研究開発、テストと検証、運用インフラとネットワークなど、自動運転戦略ロードマップの全体的な戦略と実装に向け、重要な役割を担うことになりそうです。
