将来、MaaSの発達に欠かせないのは、モビリティ側の進化だけでなく、いかに効率よく、スマートに運用するかというソフトウエアの高度化、充実化とされています。東京メトロが取り組む「my! 東京 MaaS」の一環として、これまでの東京メトロアプリを進化させた、新アプリ「東京メトロ my!アプリ」を8月27日に公開しました。

まず鉄道公式アプリとして基本となる、リアルタイムな運行情報や走行位置情報をより分かりやすく提供できるようなデザインにするのはもちろんのこと、「my! 東京 MaaS」への対応として、鉄道、バス、タクシー、さらにはシェアサイクルも含めた、様々な情報を整理して最適な経路検索に対応している点に注目です。

具体的には、タクシーアプリ「JapanTaxi」や「S.RIDE」、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」「bike share service」と連携し、それぞれのアプリが起動して、経路検索の結果を引き継いでいきます。この結果、出発地から目的地への、連続したスムーズな移動が可能となります。
また同時に、拡充された機能が「混雑見える化」です。これまでは一部のみを公式ホームページで公開していた、東京メトロ全9路線での列車内の混雑状況342区間(全区間)、改札口の混雑状況171駅(東京メトロ管理駅全駅)をアプリで確認できるようになっています。

今後もさらに、「東京メトロ my!アプリ」によって「移動のしやすさの追求」や「健康応援」、「ビジネス加速」、「東京を楽しむ」等、多様なパートナーと東京の移動に新たな価値を共創するべく、様々な新機能を追加予定とのこと。
新型コロナ禍の下で、安全に配慮した移動を可能にすることにも寄与していると言ってよく、多彩な実地データの立体的な活用という点で、今後についても注目していきたいと思います。
●利用方法(ダウンロード方法)
東京メトロ my!アプリサイト( https://www.tokyometro.jp/mobiledevice/smartphone/my )より、iOS の場合は App Store のダウンロードページに、Android 搭載スマートフォンの場合は Google Play のダウンロードページに移動できます。
対応機種は、iPhone: iOS12.0以降 ・Android: AndroidOS 6.0 以降