埼玉工業大学(以下:埼工大)と、ITbookテクノロジーは、「水陸両用無人運転技術の開発~八ッ場スマートモビリティ~」における水陸両用バスの自動運転・運航システム構築に関する共同開発、実証実験を開始すると発表しました。
このプロジェクトは、群馬県長野原町の八ッ場ダムにおいて、水陸両用バスを利用した無人運航と遠隔操作技術を実証するもので、IoT/AIおよびローカル5Gの最新技術が活用されます。
埼工大は同プロジェクトにおいて、ITbookテクノロジーとの共同研究により、自動運転・運航の水陸両用バスの実験車両兼船舶の開発と、ソフトウェアを設計・開発。離着水・離着桟、水上障害物の回避、遠隔操作技術など機能を構築していきます。埼工大の自動運転バスにも用いられている、ジョイスティックロボカー技術およびオープンソースの自動運転ソフトウェアであるAutowareをベースに、水陸両用バスの自動運転・運航システムを構築し、主に次の技術の実証実験が行われます。
(1)離着水・離着桟における位置推定及び自動運航技術
(2)水上障害物検知および回避のための技術
(3)ローカル5G等を用いた遠隔操作技術

開発期間は2022年3月までの予定で、実用化に必要な技術を開発・検証し、5年後の自動運転実用化を目指すということです。
このプロジェクトは公益財団法人日本財団と共同で実施され、コンソーシアムメンバーは以下のとおりです。
ITbook ホールディングス(代表)/長野原町(水陸両用車・湖面管理)/埼玉工業大学(自動運転技術)/日本水陸両用車協会(運航)/エイビット(ローカル5G通信)
