フォードとフォルクスワーゲンは6月10日、中型ピックアップトラックと商用車および電気自動車において、グローバルアライアンスを拡大する契約に署名しました。両社は、互いの強み活かすことで、商用車と高性能電気自動車に対するグローバルでの継続的な成長を見込んでいます。

フォルクスワーゲンは、フォードによって設計される中型ピックアップトラックを生産し、フォルクスワーゲンの商用車ラインナップ「アマロック」として、2022年に販売を開始します。

フォードは、フォルクスワーゲンの電気自動車向けプラットフォーム「MEB」を使ったモデルを2023年までに、欧州向けとして投入予定で、ゼロエミッション化を進めると共に、5〜6年間で最大60万台の生産を見込んでいます。

両社による共同プロジェクト全体での生産台数は800万台規模にもなるとみられ、商用車やピックアップトラック市場に大きな影響を与えることでしょう。

さらに、両社が出資するArgo AIと協力して、Argo AIの自動運転技術に基づいた自動運転車ビジネスを構築するようです。

Argo AIの自動運転システムは欧米での商用展開を計画しており、フォードとフォルクスワーゲンの両社が協力することによって、開発および投資の効率性アップが期待されます。