先日、今年に入ってから3月末現在までの都内における交通事故発生状況が警視庁より発表されました。

昨年同期に比べ、発生件数と負傷者数は減少しましたが、死者数は増加したという結果に。2月は15名の方が亡くなっています。

死亡事故の特徴は、以下のとおりです。

・年齢層別では、65歳以上の高齢者が12人で全体の35.3%

・状態別では、歩行者が20人で全体の58.8%、そのうち65歳以上の高齢者が11人

・時間帯別では、午前4時から午前8時までの早朝時間帯が10人(前年同期比+9人)

・事故類型別では、横断歩道横断中の歩行者が7人(前年同期比+3人)

4月に入ってからも似たような傾向にあるようで、緊急事態宣言以降、外出する動きが広まって交通量が減少して事故件数は減ったものの、副作用として交通の流れが速いことが死亡事故増加につながったのではと推測できます。サポカー(安全運転サポート車)の普及は年々高まっており、2021年11月以降の国産新型乗用車から衝突被害軽減ブレーキの装着を段階的に義務付けられることからも、こうした事故が限りなくゼロに近づくことを期待したいものです。

以下、事故防止等の参考資料としてご覧ください。

緊急事態宣言前後における全国主要都市の人口変動

ドコモは「モバイル空間統計」を利用して、緊急事態宣言前後でどのように人口が変化したかを分析し、公開しています。(モバイル空間統計とは、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成される新たな人口統計です。日本全国の人口を24時間365日把握することができます)

https://www.nttdocomo.co.jp/utility/demographic_analytics/

「止まってくれない栃木県CM」

今ちょっと話題になっているのが、栃木県警が制作したCM。同県は2018年に横断歩道での停車率で全国ワースト1となった。

「止まってくれない栃木県」からの脱却を目指活動の一環として作製したテレビCMが話題となりました。様々な啓発活動によって翌19年には29位へと改善されたが、気を緩めることなく第2弾CMを公開しています。2作合わせてご覧ください。

「脱!止まってくれない栃木県」CM
http://www.tochigi-ankyo.or.jp/images/top_photo/kotsu_cm01.mp4

「まだまだ止まってくれない栃木県」CM
http://www.tochigi-ankyo.or.jp/images/top_photo/kotsu_cm.mp4