トヨタコネクティッドとNTTデータ 協業イメージ

すでにお伝えしているように、トヨタやNTTを中心としたデジタル分野での提携が活発化しています。今回、新たに提携が発表されたのが、トヨタグループでのコネクテッド事業を担う、トヨタコネクティッドとNTTデータです。

トヨタは次世代のモビリティ社会に向けて、着々と準備を行っていますが、そのなかでもトヨタコネクティッドが先陣となってMSPFの構築、そして強化に力を入れています。

MSPFとは「モビリティサービス・プラットフォーム」の略で、トヨタがグローバルに展開しているもの。スマートキーボックスやフレキシブルリース、テレマティック保険、車両データを活用した交通情報など、様々なAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)が提供されるものです。

この分野で、世界的な主導権を握るべく、トヨタは提携を進めていると言っていいでしょう。実際、MSPFの優先度は他のサービスよりも上位にあるとしています。

NTTデータは世界50以上の国と地域で、デジタルを活用した新たな市場の創出や、質の高いサービスの提供を行っているだけに、モビリティの分野で、最前線に立つトヨタコネクティッドがNTTデータと提携したのは当然の流れでしょう。

実際にも「モビリティサービス事業領域におけるトヨタコネクティッド、NTTデータ双方が保有する強みを掛け合わせ、さらに強固なMSPFの開発と拡大する車両ビッグデータへの対応力と活用力の強化が出来ると考え、このたびの業務提携に至りました」とリリースでは発表されています。

具体的には、まだどういった業務で効果が出てくるのかはわかりませんが、ユーザーにとっては車載されているトヨタコネクトの性能や機能、サービスでの変化に注目なのは確かです。