
中国の自動車メーカー長安汽車は、3月10日にレベル3自動運転のコアテクノロジーを発表し、公道テストの様子を公開しました。長安汽車は2019年のグループ全体での新車販売台数が176万台を誇る大手自動車メーカーのひとつ。
今回、中国国内での検査機関によるレベル3の技術認定を受け、2020年中に量産化をスタートさせると発表。また、2025年にはレベル4の新型モデルを発売する予定だといいます。
レベル3の条件下では、ドライバーは時速40km以下の渋滞時にハンズオフ、アイズオフを可能としています。どの車種に技術展開されるかなど、詳細は発表されていません。
自動運転技術でも中国メーカーが存在感を示すニュースですが、SIP cafeマスター・清水和夫氏から「現行の中国の道路交通安全法には自動運転に関する規定がまだない。今後、法整備を進めないことには、クルマを生産しても技術を活用できない」とひと言。量産化から公道を走り始めるまでには、まだ時間がかかるかもしれません。