パイオニアの子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズが、小型化するとともに、計測可能距離を伸長させるなど高性能化した3D-LiDARセンサー」の量産モデルを開発。500mの遠距離かつ高解像度な計測ができる次世代モデルの試作機も出品しました

2015年から3D-LiDARの開発に向け車載実証実験を開始。2018年9月MEMSミラー方式3D-LiDARセンサーの提供を開始したパイオニア。CES2020では、2020 年秋より本格的に量産を開始する「3D-LiDARセンサー2020モデル」を発表しました。

2020モデルは従来品の5分の1以下の小型化、1.5〜2倍の計測可能距離を実現。「Short Range」、「Medium Range」に加えて長距離用の「Telescopic」と、画角と計測可能距離の異なる3種類を揃えました。

また、 乗用車などに後付けできる“3D空間データ収集LiDAR kit”や、500mの遠距離計測が可能な“次世代3D-LiDARセンサー”の試作モデルも展示しました。

3D-LiDARセンサーとカメラ、GNSS(全球測位衛星システム)を一体にしたハードウェアと、物体認識や位置推定、差分抽出を行うソフトウェアアルゴリズムをセット。車両のルーフに簡単に後付けし、様々なデータ収集し、地図更新などへの活用が期待できます