
「クルマの仕組みに深く接近すること。さらに、その作り方や課題はもちろん、社会とクルマの関係性をも掴むこと。そんな目標のもと、ソニーは走行可能で安全にも配慮した一台のクルマを開発しました。このクルマは、ソニーの技術とクリエイティビティの結晶。安全や快適、エンタテインメントやアダプタビリティ、それらの進化が集約されたこれからの移動空間です。乗ればそこに深い安心。座ればそこに胸躍る体験。そして歳月を超えた末長い付き合い。『VISION-S Prototype』それは人々の移動を豊かな時間へと進化させていきます」
これがソニーからのメッセージでした。CES2020において、最大級の注目を浴びた一台であることは間違いありません。
内外装の作り込みは、もはやプロダクションモデルのような完成度を誇り、その動力性能は現実味を帯びたEVスポーツそのもの。
レベル2+相当の運転支援を実現し、ソフトウェアでつねにパフォーマンスが更新され、将来はレベル 4以上の高度な自動運転に対応することも目指しているそうです。

「どうせショー用のプロトタイプでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、シャシーやソフトウェアメーカーに始まり、高精度地図作成、コネクト、センシングなど、様々な分野のトップメーカーとパートナーシップを組んでいることから、その中身はいつでも市販できるレベルに近づいているかもしれません。
