アウディが提案する自動運転車の空間

今回のCES2020でアウディAI:MEに限定エリアではありましたが、SIP caféマスターの清水和夫氏が試乗の機会を得ました。まだ見ぬ自動運転社会が実現したとき、ドライバーはあらゆる操作から解放されますが、移動時間と空間をどう楽しむべきか、アウディAI:MEが教えてくれるかもしれません。

試乗はとあるホテルの駐車スペースを利用し、ゆっくりとした速度での体験となりました。

自動運転に対するユーザー意識調査の結果を公表

ちなみにアウディでは、2019年9月に3大陸9カ国、2.1万人を対象に自動運転に対する意識調査を行っています。その結果、自動運転に最も高い期待を寄せているのは、若く、高収入で教育水準の高い「ステータス志向のトレンドセッター」と「ハイテク技術に精通した乗員」タイプ。いっぽう、収入と教育のレベルが高くなく比較的年齢層の高い層は「懐疑的なドライバー」とタイプ分けされ、自動運転に対して消極的な考え方を持っている傾向が強いという結果となったそうです。

自動運転に対しては、高い関心(82%)と好奇心(62%)を持つ割合が高く、回答者の半数以上が、自動運転を実際に試してみたいと考えているという結果に。いっぽうで、懸念する声、車両のコントロールの喪失(70%)、避けられないリスク(66%)などもあるようです。もっとも多くの人が自動運転に恩恵を感じる状況は、高速道路の渋滞時および自動駐車機能です。

自動運転への知識や理解はまだ深まっていないようですが、AI:MEなどの登場によって、関心度が深まってくることでしょう。