SIP第2期自動運転では、自動運転に関するホットトピックについて毎月ライブ配信する「自動運転Liveニュース」を2022年5月より全10回の予定で実施しています。
第3回のテーマは「高齢家族の移動と向き合う-視野障害や認知機能低下にみられる高齢者の運転問題-」。まだ知らない人も多い「視野障害と運転」の問題について、運転行動との関わりや早期発見の重要性、運転支援技術による支援の可能性などについて、視野障害研究の第一人者である髙橋政代氏から解説いただきます。また、高齢者の運転可否を複合的に判断する総合データベースの活用、運転断念者のケアに関する取り組みなどについて、堀川悦夫氏からお話をいただきます。
後半では若手論壇を招いた座談会を行い、一般の方にもわかりやすくお伝えします。また、配信中は視聴者の方々からの質問も受け付けます。
【申込みはこちら】 ZOOM視聴登録
【開催概要】
日時:2022年7月21日(木)18:00-19:30(オンライン視聴のみ)
テーマ:「高齢家族の移動と向き合う -視野障害や認知機能低下にみられる高齢者の運転問題-」
プログラム・登壇者:
第1部:プレゼンテーションおよびQ&A
・髙橋 政代 氏(株式会社ビジョンケア 代表取締役社長):「気付かない視野障害と運転」
・堀川 悦夫 氏(福岡国際医療福祉大学 医療学部 教授):「運転可否判断と運転リハビリテーション -モビリティをつないでいくために-」(仮)
第2部:座談会
・高堰(たかせき) うらら 氏(オモテテ株式会社CEO)
・嶂南(やまなみ) 達貴 氏(scheme verge株式会社CEO
・北条 かや 氏(ライター)
・清水 和夫 氏(SIP-adus サービス実装推進WG構成員/国際自動車ジャーナリスト
参加方法:【こちら】からZOOM視聴登録をお願いいたします(無料)。視聴用URLをメールでご案内します。配信直前まで受付します。
1288535b7ff1f5bdf0e7f8fca0c49e54登壇者プロフィール
・髙橋 政代 氏
1986年京都大学医学部卒業。1992年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。京都大学医学部助手を経て1995年にソーク研究所研究員となり、ここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。2006年に理化学研究所へ。滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究を開始し、2014年9月に第一症例目の移植を行い、2017年3月には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。2018年にSIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)の研究を開始。2019年8月より株式会社ビジョンケア代表取締役社長。
・堀川 悦夫 氏
東北大学医技短大部助教授、ミシガン大学客員研究員、東北大学医学部助教授、佐賀大学医学部教授、(公財)交通事故総合分析センター特別研究員を経て、2022年より福岡国際医療福祉大学医療学部教授。臨床において、高齢者の認知機能検査を主に担当しながら、運転シミュレータ評価、実車運転の車両挙動解析をもとに、運転リハビリテーション、モビリティ支援開発などに取り組む。特に日常生活場面での脳機能評価と臨床実践法を研究し、「多元的運転可否判断総合データベース」を開発・運用している。元・長距離トラックドライバー。
・高堰(たかせき) うらら 氏
オモテテ株式会社CEO。東京大学大学院・工学系研究科 博士課程在学中。他、NPO法人Your School副理事長・共同設立者。一般社団法人アンカー代表理事・CSO。世界196カ国から2,000⼈以上の若い次世代リーダー達が集まる世界最大級の国際会議「One Young World (OYW)」の日本代表(2014, 2017, 2018)。
・嶂南(やまなみ) 達貴 氏
2015年に東京大学工学部を卒業後、同大学院の研究プロジェクトやライドシェア企業などで分析業務に携わる。2016年より内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP-adus)における社会的受容性調査に参画し、自動運転及びプラットフォーム戦略の展開を踏まえた自律分散型都市を構想。2018年7月scheme verge株式会社を設立。
・北条 かや 氏
ライター。経営者や著名人へのインタビュー、企業オウンドメディアやDXに関する取材・記事作成、イベントレポート執筆などを手掛ける。SIP-adus関連では、ウェブサイトSIP cafeで記事執筆のほか、2021年3月に開催された「SIP第2期自動運転 中間成果発表会」にてナビゲーターを務めた。
・清水 和夫 氏
武蔵工業大学電子通信工学科卒業。 現在は自動車ジャーナリスト・神奈川工科大学特別客員教授(自動車運動理論)。1972年より免許を取得し、50年間で約200万キロを走破。内外のレース経験を通じて、その豊富な運転キャリアを生かして、運動理論や安全環境技術を中心に多方面のメディアで活動。自らYouTubeを主宰。SIP-adus以外でも自動運転や安全技術政策の政府委員に参加。