2021年12月25日、我が国が議論をリードして成立した自動運行装置に関する国際基準を国内の保安基準に導入するための法令整備を行うことが発表されました。
改正項目のなかで、現在自動運行装置を備える自動車に適用しているサイバーセキュリティ及びソフトウェアアップデートの基準について、自動運行装置を備える自動車以外の自動車にも適用されることになりました。
【適用時期】
◯無線によるソフトウェアアップデートに対応している車両
新型車:令和4年7月1日/継続生産車:令和6年7月1日
◯無線によるソフトウェアアップデートに対応していない車両
新型車:令和6年1月1日/継続生産車:令和8年5月1日
ソフトウェアアップデートの取り巻く環境変化、重要性、課題と取り組みについて、自動車メーカーの立場から、トヨタ自動車 自動運転・先進安全開発部 AD/ADAS関連 ソフトアップデート&OTA 企画開発主査 旭 利夫氏に講演いただきます。
自動車のサイバーセキュリティについては、国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において、自動車のサイバーセキュリティ等に関する専門家会議(CS/OTA IWG)に参画、共同議長を務めるなど、国際基準策定に貢献した交通安全環境研究所・新国哲也氏に講演いただきます。
●開催概要
◆日時 2022年1月21日(金)午後3時00分~4時30分
◆開催方法 オンライン開催(参加無料)
◆テーマ 「ソフトウェアアップデートとセキュリティ問題」
●参加方法
事前登録制:オンライン視聴形式での参加が可能です(無料)
参加を希望される方はこちらからお申込みください。
視聴用URLをメールでご案内いたします。なお、開催当日までご登録が可能です
◆基調講演

旭 利夫氏
トヨタ自動車 自動運転・先進安全開発部
AD/ADAS関連 ソフトアップデート&OTA 企画開発主査
1991- トヨタ自動車91年入社。電子技術部 新欧州電波認証立ち上げ業務
1999- スマートキーシステム開発まとめ
2002- 車両企画へ異動
2008- 6代目LEXUS ES 開発主査
2014- 5代目LEXUS LS チーフエンジニア
2021- 自動運転・先進安全開発部 AD/ADAS関連 ソフトアップデート&OTA 企画開発主査

新国哲也氏
独立行政法人自動車技術総合機構 交通安全環境研究所
環境研究部・自動車安全研究部
UNECE WP29 GRVA(自動運転専門分科会)サイバーセキュリティ及びソフトウェアアップデート基準に関するインフォーマルワーキンググループ共同議長
独立行政法人自動車技術総合機構交通安全環境研究所自動車認証審査部情報セキュリティ審査センター長
◆パネルディスカッション
・旭 利夫氏/新国哲也氏/清水和夫(SIP自動運転サービス実装推進WG構成員/モータージャーナリスト)
◆司会・モデレーター/セミナー統括
・清水和夫