SIP自動運転では、視野障害と運転の関係、自動運転、高度運転支援の役割等について、全3回のウェブセミナーを開催します。

9月2日(木)に開催される第2回のテーマは、「運転免許と視野障害〜有病者の運転と就労を考える」です。

2019年度に警察庁「高齢運転者交通事故防止対策に関する調査研究」分科会構成員を務めたたじみ岩瀬眼科 院長 岩瀬愛子氏の基調講演のほか、すでに視野障害を持つ社員への対応をしている例を紹介し、視野障害を踏まえた運転免許制度の在り方、視野障害を持つ従業員と企業の対応などについてパネルディスカッションします。

開催概要

◆日時 2021年9月2日(木)15:00~16:30

◆開催方法 オンライン開催(参加無料)

◆テーマ 「運転免許と視野障害~有病者の運転と就労を考える」

◆基調講演

・「運転と視野 -現状と課題-」 たじみ岩瀬眼科 院長 岩瀬愛子氏

・「視野障害ドライバーに対する企業の対応例」

◆パネルディスカッション

・たじみ岩瀬眼科 院長 岩瀬愛子氏

・神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏

・西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏

◆司会・モデレーター

・SIP自動運転 推進委員会構成員:モータージャーナリスト/児童ノンフィクション作家 岩貞るみこ

◆セミナー総括担当

・SIP自動運転 サービス実装推進WG構成員:国際モータージャーナリスト 清水和夫

参加方法

事前登録制:オンライン視聴形式で参加いただけます(無料)。参加を希望される方は、こちらからお申込みください。視聴用URLがメールで届きます。なお、開催当日まで登録が可能です。(同イベントは終了しました)

登壇者プロフィール

岩瀬 愛子(たじみ岩瀬眼科 院長)

1980年岐阜大学医学部卒業、岐阜大学医学部眼科入局、1995年多治見市民病院眼科診療部長、2005年同副院長。この期間2000年-2001年に現在の日本の緑内障診療の基礎となっている日本緑内障学会の疫学調査「多治見スタディ」を現地責任医師として実行。2009年たじみ岩瀬眼科院長。
専門領域は緑内障と視野。研究は、大阪大学医学部保健学科数理保健学招聘教授(2013年〜)、金沢大学眼科臨床教授(2015年〜)、名古屋大学未来社会創造機構客員教授(2015年〜)、東京慈恵会医科大学客員教授)(2020年〜)で継続。
日本緑内障学会特任理事。日本視野学会特任理事。国際視野画像学会Vice President。日本視野画像学会「運転と視野の研究班」班長。
警察庁の「視野と安全運転の関係に関する調査研究」(2013年)、「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」の分科会 (2017年~)、「改正道路交通法(高齢運転者対策・第2種免許等の受験資格の見直し)の施行にむけた調査研究有識者会議委員。

髙橋 政代(神戸アイセンター病院 研究センター長/株式会社ビジョンケア代表取締役社長/理化学研究所 客員主管研究員)

1986年京都大学医学部卒業。1992年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。京都大学医学部助手を経て1995年にソーク研究所研究員となりここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。2006年に理化学研究所へ。滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究を開始し、2014年9月に第一症例目の移植を行い、2017年3月には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。
2018年にSIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)の研究を開始。
2019年8月より株式会社ビジョンケア代表取締役社長

國松 志保(西葛西・井上眼科病院 副院長)

1993年、千葉大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院眼科研修医。国保旭中央病院、日本医科大学附属病院眼科・助手、東京大学医学部附属病院眼科・助手、2005年~自治医科大学病院眼科・講師、2012年~東北大学病院眼科・助教、2013年~東北大学病院眼科・講師を経て、2019年より現職。東北大学病院眼科・非常勤講師、日本医大多摩永山病院・非常勤講師。

専門は緑内障、ロービジョン。 2017年以降の警察庁「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」の「視野と安全運転の関係に関する調査研究」分科会の構成員である。2019年7月に、眼科医療機関では日本で初めてとなる「運転外来」を開設し、視野障害患者に対してドライビングシュミレータを行い、運転場面毎に視野障害の与える危険性を認知させている。