SIP自動運転は、2021年度から東京臨海副都心、首都高速等にて開始を予定しているV2N(Vehicle to Network)による信号情報、気象情報、交通規制、道路交通情報等の生成、配信等に係る実証実験への実験参加者22機関を決定しました。また、併せて2019年10月から2020年度末まで実施した東京臨海部実証実験の成果を公表しました。

2020年度、SIP自動運転は、東京臨海部の一般道に信号情報提供用のITS無線路側機、高精度3次元地図等、首都高速道路に合流支援のためのセンサー等のインフラを整備し、国内外の自動車メーカー、自動車部品メーカー、大学、ベンチャー等、29機関の参加を得て実証実験を実施してきました。

今年度は車両プローブ情報を活用した車線別渋滞情報、交通規制情報、落下物情報、気象情報、模擬緊急車両情報、事故車に関する情報等の新たな交通環境情報を提供し、今年の秋以降、実験環境が整い次第、順次実証実験を開始する予定としています。また、東京臨海部実証実験のフィールドである臨海副都心地域を中心に仮想的な安全性評価環境を構築し、今年秋以降に実証実験を実施する予定としています。

●2021年度の実証実験参加者
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/pdf/210701_adus_bessi1.pdf

●2020年度の東京臨海部における実証実験の成果報告書
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/pdf/210701_adus_bessi2.pdf