高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術①技術説明
https://youtu.be/cdLg6QbErms

高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術②走行時の様子
https://youtu.be/GZf19fC_DPw

経済産業省・国土交通省では、トラックドライバーの不足や高齢化、燃費の改善など物流業界が直面する課題の解決に向けて、成長戦略を踏まえ、2020年度内に高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術を実現することを目標として、「トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証」プロジェクトを豊田通商に委託し、車両技術の開発を行うとともに、新東名高速道路の長泉沼津IC~浜松いなさIC(約140km)にて、後続車無人システムによる実証実験を進めてきました。

この度、実証実験の成果を生かし、2月22日に新東名高速道路の遠州森町PA~浜松SA(約15km)において、後続車の運転席を実際に無人とした状態でのトラックの後続車無人隊列走行技術を実現したと発表しました。

今回実現したトラックの後続車無人隊列走行技術は、3台の大型トラックが、時速80kmで車間距離約9mの車群を組んで走行するもので、車間距離維持機能や先行車追従機能等を搭載することで実現しました。安全確保の観点から、後続車の助手席には経験を積んだ保安要員が乗車したということです。

今後の取り組みとして「2025 年度以降の高速道路におけるレベル4自動運転トラックの実現を目指し、高性能トラックの運行管理システムについて検討を行う」ことが掲げられていることから、今回実現したトラックの後続車無人隊列走行技術の成果を生かしつつ、自動運転技術を搭載した高性能トラックの開発、社会実装を推進するとのことです。