2021年1月27日、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転(システムとサービスの拡張)(以下、SIP自動運転)は、自動運転に対する社会的受容性を醸成する観点から、自家用車による移動が中心の都市部における移動に関する課題やニーズ、自動運転への期待や不安などについて市民の方との対話を通じて、将来の自動運転社会のあり方について理解を深めるため、群馬県前橋市にて「市民ダイアログ」を開催しました。
今回の市民ダイアログでは、前橋市の住民や交通事業者15名及びSIP自動運転関係者により、身近な移動に関する課題やニーズ、自動運転への期待や不安、未来の前橋市の姿などについて、対話形式でグループ討議を行い、意見を出し合うことで、将来の自動運転社会のあり方について理解を深めることを目指しています。また、新しい生活様式の実践として、基本的感染対策を取りつつ、オンライン形式で開催しました。
SIP自動運転サービス実装推進WG大口 敬 SIP自動運転サブ・プログラムディレクター 有本建男 SIP自動運転推進委員会構成員/モータージャーナリスト 岩貞 るみこ氏 SIP自動運転推進委員会構成員/国際自動車ジャーナリスト 清水和夫 SIP自動運転推進委員会構成員/自動車ジャーナリスト 石井昌道 前橋市民の皆さま
SIP自動運転 市民ダイアログ@前橋市 Part1 SIP自動運転サービス実装推進WG大口 敬
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」では、さらなる自動運転の社会的受容性の醸成に向け、自動運転に関する市民の理解向上を目的に、市民ダイアログを毎年開催しています。 今年は緊急事態宣言の影響で、群馬県前橋市と東京をオンラインで結んでの開催となりました。 プログラムはSIP自動運転サービス実装推進ワーキンググループ主査大口 敬氏より、SIPの自動運転の取り組みについての紹介からスタートしました。
SIP自動運転 市民ダイアログ@前橋市 Part2 群馬大学 次世代モビリティ実装研究センター 小木津武樹 氏
群馬大学 次世代モビリティ実装研究センター(CRANTS)の完全自立型自動運転普及のアプローチについて、小木津武樹准教授より紹介いただきました。群馬大学では2016年12月から次世代モビリティ実装研究センターにて、自動運転の開発からサービスの実装まで、産官とも連携して取り組んでいます。
SIP自動運転 市民ダイアログ@前橋市 Part3 前橋市役所 交通政策課 南雲貞人 氏
前橋市が抱える交通問題、自動運転への取り組みの狙いなどを前橋市役所 交通政策課 南雲貞人氏よりご紹介いただきました。前橋市では3回目となる実証実験を2021年2月15日から28日まで、5G通信技術の活用や道路側のセンサー、カメラ設置により、過去の実証実験で生じた課題を解決し、実用化に繋げていく予定としています。
SIP 自動運転 市民ダイアログ@前橋市 Part4 グループディスカッション『市民の暮らしや移動の課題と要望』/『これからのまちや移動の理想像と自動運転』
前橋市民の方にお集まりいただき、1グループ15人×2グループに分かれ、前半「市民の暮らしや移動の課題と要望」、後半「これからのまちや移動の理想像と自動運転」というテーマでディスカッションを行いました。
SIP自動運転 市民ダイアログ@前橋市 Part5 SIP自動運転サブ・プログラムディレクター 有本建男
市民ダイアログ@前橋市の総括として、SIP自動運転サブ・プログラムディレクター 有本建男氏より、前橋市の自動運転、交通問題への取り組みに対する期待などを語っていただきました。