国土交通省は、平成29年12月に社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会においてとりまとめられた『「高速道路の安全性、信頼性や使いやすさを向上する取組」基本方針』を受け、「高速道路における安全・安心基本計画」を策定。9月10日公表しました。
具体施策として、「自動運転等のイノベーションに対応した高速道路の進化」が挙げられています。その内容は、自動運転のための専用の空間や路車連携技術、高精度三次元地図の整備など、自動運転に対応した道路空間の基準等の整備に向けて積極的な取り組み。ダブル連結トラックの利用促進に向けたインフラ環境整備、後続車無人隊列走行の実現を見据えたインフラ環境整備、となっています。
新東名(御殿場JCT〜浜松いなさJCT)については2020年度から、新名神(亀山西JCT〜大津JCT等)については2022年度から順次6車線化の開通を目指すといい、安定性と効率性の向上が狙いです。またトラック輸送の省人化を図るため、2021年度までの後続車有人隊列走行システムの商業化や、2022年度以降の後続車無人隊列走行システムの商業化(東京〜大阪間)に向けて休憩スペースや連結解除拠点など、新東名・新名神を中心に高速道路インフラの活用策について検討を推進するなど、具体施策、目標が掲げられています。詳しくは国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001229.html)に掲載されています。