経済産業省・国土交通省は、中型自動運転バスによる実証実験に向けて、昨年度に5地域のバス運行事業者を選定。7月12日から滋賀県大津市地域にて、7月20日から兵庫県三田市地域にて実証実験を開始すると発表しました。残る3地域についても順次実証実験が行われます。

経済産業省・国土交通省では、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)に委託して「高度な自動走行・MaaS等の社会実装に向けた研究開発・実証事業:専用空間における自動走行等を活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」を実施しています。

上記委託事業において、自動運転におけるバスモデルを確立するため、多様な走行環境において実証を行うこととしており、昨年度、中型自動運転バスを2台開発するとともに、全国から実証実験を実施するバス運行事業者を公募。5地域のバス運行事業者等を選定し、各地域において走行環境の整備等の準備を進めてきました。

今回、選定した5地域のうち、7月12日から滋賀県大津市地域にて、7月20日から兵庫県三田市地域にて、中型自動運転バスを用いた実証実験が開始されます。実証実験では、中型自動運転バスの技術面での検証に加え、実際に乗客に乗っていただくことで、事業面での検証を行うこととしています。