SIP第2期自動運転では、自動運転の実用化に向けて基盤技術や走行環境の整備等の協調領域を中心に開発を進めています。その一環として、東京臨海部周辺の一般道や首都高速道路で大規模な実証実験を10月から始めます。それにあわせ、ホームページ(http://www.sip-adus.go.jp/)では東京臨海部実証実験の特設ページを9月26日に開設しました。
SIP第1期で実用化した「ダイナミックマップ」の高精度3次元地図情報(静的情報)に加え、道路交通インフラから提供される本線合流支援情報や渋滞情報、信号情報等の動的情報や準動的情報を活用した自動運転技術の検証を行います。
実験の実施エリアは3つで、臨海副都心地域(青海、有明、台場)では信号情報を車両に提供し、車載カメラで認識し難い環境下でも信号の現示および切り替えタイミング情報を受けて、安全かつ円滑な通過を目的として走行します。ITS無線通信による信号情報の有効性を実際の交通環境のなかで実証していきます。
羽田空港と臨海副都心等を結ぶ首都高速道路(空港西→汐留、空港中央→臨海副都心)では、本線合流基点手前に車両検知器を、加速車線合流基点手前に路側機を設置し、本線進入の速度やタイミングを自動で調整し安全な合流を実験。また、ETCゲート稼働情報による通過ゲート、走路の決定で円滑なゲート通過も行います。
SIP第1期で実用化した「ダイナミックマップ」の高精度3次元地図情報(静的情報)に加え、道路交通インフラから提供される本線合流支援情報や渋滞情報、信号情報等の動的情報や準動的情報を活用した自動運転技術の検証を行います。



羽田空港と臨海副都心等を結ぶ首都高速道路(空港西→汐留、空港中央→臨海副都心)では、本線合流基点手前に車両検知器を、加速車線合流基点手前に路側機を設置し、本線進入の速度やタイミングを自動で調整し安全な合流を実験。また、ETCゲート稼働情報による通過ゲート、走路の決定で円滑なゲート通過も行います。
羽田空港地域(羽田空港国際線ターミナル、天空橋付近)では、自動運転技術を活用した次世代型ART(Advanced Rapid Transit)の、混流交通下における公道実証を目的としています。インフラの協調によりレベル4相当での運行実現を想定しています。

実験参加者は内外自動車メーカー、サプライヤーおよび大学、ベンチャー企業など28機関で、車両は合計100台程度となる見込みです。国際的にも類を見ない多くの参加者による同一フィールドでの実験・データ取得、オープンな議論の場を提供することで、国際的な協調/標準化の推進を目指しています。