自動車技術会は、2020年6月14日に、東京大学生産技術研究所附属千葉実験所(柏キャンパス)にて、「第2回自動運転AIチャレンジ」を開催すると11月25日発表しました。この大会は、自動車業界に関わるAIやIT技術者の発掘育成を目的として、3月23-24日に第1回が開催されました。

第2回大会では、「認識部門」、「制御部門」の2部門に分けて競技が行われます。参加者はまず、経済産業省主催AIエッジコンテスト(https://www.meti.go.jp/press/2019/11/20191118003/20191118003.html)に参加、アルゴリズムのFPGA(Avnet社Ultra96)ボード上での性能を競います。その競技の上位チームが、開発したアルゴリズムを自動運転プログラムに実装、デジタル地図作成やセンサーチューニングを行い、カート車両に搭載。カート車両は試験路にて各種設定された課題をクリアし、ゴール順位などを競います。両部門ともに持ち時間制で仮想市街地のコースを自動運転で走行し、ゴール時の残り時間を争います。参加募集は2020年初旬より開始。参加チームは前回の4チームから2部門合計で16チームへ増やす計画だそうです。

同イベントでは、自動運転の業界トップが集うパネルディスカッションも実施予定。さらに、自動運転技術のデモンストレーションとして、会場最寄り駅の柏の葉キャンパス駅から会場間の自動運転バスによる運行も計画しています。

詳しくは自動車技術会の(https://www.jsae.or.jp/jaaic/)サイトでご確認ください。