国土交通省では、高齢化が進行する中山間地域における生活の足の確保等のため、道の駅等を拠点とした自動運転サービスの実証実験を平成29年度より全国18箇所で実施してきました。その中のひとつ、道の駅「かみこあに」(秋田県北秋田郡上小阿仁村)において、自動運転サービスを11月30日より本格導入すると、11月22日発表しました。
ここ、道の駅「かみこあに」では平成29年12月3日から12月10日までと、平成30年12月9日から31年2月8日まで長期の実証実験が行われており、路面積雪時の走行で埋設された電磁誘導線や磁石の読み取り性能や、ビジネスモデルなどを検証してきました。
今回の自動運転サービスの社会実装は、サービス開始日を11月30日からとし、地域の意見や運行時期の特性等踏まえながら、運行計画を随時見直すことも予定しているとのこと。
走行ルートは道の駅「かみこあに」を拠点とした各集落を結ぶ全長約4kmで、自動運転車両はヤマハ製の7人乗りタイプ。運転手は地元のボランティアが乗車するものの、ハンドル等の操作はせず運行を監視します。高齢者の送迎、農作物や日用品の配送など、地域の生活をサポートし、自動運転サービスが定着することへの期待が膨らみます。

詳しくは国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001258.html)をご覧ください。
この取り組みは、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期移動運転で進める「自動運転移動サービスの実用化並びに横展開に向けた環境整備」のプロジェクトとして実施されるものです。